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牛乳って体にいいの?

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こんばんは。

筋肉博士です。

本日のテーマは『牛乳について』です。

 

実はこのテーマを書くきっかけになったのは、とあるネットニュースで子供達の牛乳離れ(うろ覚えですが)というような記事を見かけたからです。正直個人的には牛乳なんなんか無理やり飲ませる必要ないと考えています。

まあ本人が好んで飲むならば止めませんが、親御さんや先生方が未だに牛乳は体にいいと思って飲ませているのであればやめた方がいいと思います。

 

理由①乳糖不耐性による下痢

まず、牛乳を含む乳製品には基本的に糖質の一種である乳糖(ラクトース)という物質が含まれています。しかし、人間は成長していく過程で(特に乳児期を過ぎるあたり)からその乳糖を分解する酵素であるラクターゼという酵素が減少していきます。そうなると他の糖質のように分解され吸収されることはなく、そのまま腸内に残り最終的に腸内の浸透圧をあげてしまうことになり、腸壁から水分が染み出し下痢を引き起こしてしまうのです。そうなることで他の食物も上手く吸収できず、良かれと思い飲んでいた牛乳によってかえって栄養が不足するきっかけとなってしまいます。

ちなみにプロテインでも製法によっては乳糖が多めに入っており人によっては下痢を引き起こしてしまう可能性のあるものもあります。この製法などについては後日オススメのプロテインの紹介をしたいと思うのでそこで詳しく説明しましょう。

 

理由②牛乳が骨折を増やす?

おそらく牛乳を摂取している方々の多くはカルシウムを摂取し骨を強化する目的で飲んでいるのではないでしょうか。しかしある研究で牛乳を飲んでいる地域の人は骨折のリスクが高くなるという結果が出ているものがあります(その地域では日照時間の関係でカルシウムの吸収を助けるビタミンDの分泌が少ないのがこの結果をもたらしたのではないかとの説もあるようですが)。その原因はカルシウムとマグネシウムのバランスにあるのではないかとも言われています。人間の体内ではカルシウムとマグネシウムが1:2の割合で存在していると言われていますが、牛乳はこの比率が10:1となっています。そしてこれが体内に入ることにより体内のカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れカルシウムの排出を促してしまっているのではないかと考えられます。なので現在販売されているカルシウムのサプリメントはカルシウムとマグネシウムが1:1や1:2で含まれているものが多いようです。

 

終わりに

これらのことから牛乳を学校でだし無理やり生徒に飲ませたり過程でも苦手なのを我慢してまで飲ませる必要はないのかなと思います。それこそ現代は流通面で発達しており、たいていの地域では一般的な食物は手に入りますしサプリメントも様々なものが開発され栄養を摂取する手段は多様になっています。ぜひ正しい知識を身につけ生活をよりよくしていきましょう。