Body-Lab

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ワークアウトドリンクに使う糖質

ワークアウト中、人間の体では筋肉の合成を高める働きと同時に分解する働きも生じることは皆さんご存知でしょうか。

しかし、トレーニング中に糖質を摂取することによって筋肉の分解を抑制して合成を促進することが可能になります。

 

 

ですが、糖質を摂取しようとしてドリンクに糖質を入れてはみたものの、いざ飲んでみるとお腹がもたれるような感じなってしまった方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ワークアウト中にお勧めの糖質について解説していきます。

 

 

 

なぜお腹が持たれたのか

1:飲み過ぎで吸収が追いつかなかった

2:ドリンクの浸透圧の関係で上手く吸収されずに小腸に残ってしまった。

の以上が考えられると思います。

1については書いたままの意味ですから、個人個人で飲む量を調整していただければと思います。

さて、重要なのは2の問題です。このような現象がなぜ起こるかというと、おそらく使用した糖質がブドウ糖だったことが理由かと思います。ブドウ糖は糖質の中でも特に分子構造が小さい単糖に属します。このように分子構造が小さな物体だと小腸に運ばれた際に小腸内の浸透圧が高くなり、本来であれば体内に吸収したいはずの水分や糖質ではありますが逆に小腸の方に水分を呼び込んでしまい、お腹がもたれたような感覚になるのです。

 

では、どうすれば良いか

トレーニング中に使用する糖質には、マルトデキストリンクラスタデキストリンが適しているでしょう。

これらであればブドウ糖に比べれば分子は大きくなり浸透圧の問題は解決しやすいかなと思います。また摂取量に関しては体重1㎏あたり1g程度を目安に摂取しましょう。

 

 

 

さらに合わせてアミノ酸(お勧めはEAA。金銭的に余裕があればアルギニンやシトルリンも追加)を摂取するとインスリンと運動時のインスリン感受性向上効果による相乗効果で筋肥大の効率をアップさせましょう。