Body-Lab

トレーニングや栄養に関する情報提供をさせていただきます

〇〇用プロテイン?

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PAKU6397_TP_V.jpg

こんにちは。

筋肉博士です。

 

なんとなく先ほど、薬局にて〇〇用プロテインと記載されたプロテインが置いてあったので思うところあり更新いたします。

 

 

 

 

はじめに

皆さんは一体どこでどんな基準ででプロテインを購入しているでしょうか。

おそらくトレーニング経験者でしょっちゅうプロテインを購入している方などはネットで注文していたり行きつけのジムのショップで購入しているかと思います。

しかし、これから本格的に体づくりに励もうと思って購入する方や中学、高校の子たちなどは知識などあまりないでしょうから「とりあえずスポーツショップや薬局で売っている大手のものを買えばいいだろう」となるのではないでしょうか。しかもそこで『ダイエット用』『サッカー用』などと記載されていて自分の目的に近い説明書きがなされている商品があればなおのこと少々値段が高くとも他の商品の知識はないものですからついつい買ってしまうことかと思います。

 

 

〇〇用プロテインの正体

よく近所のスポーツショップや薬局で販売されている〇〇用プロテインの正体は

ダイエット用⇨ソイプロテイン

ジュニア期用⇨カルシウムが添加

増量用⇨糖質を添加

サッカー、持久系アスリート用⇨ビタミンB群、糖質が添加

といった形でベースとなる純粋なプロテインに様々な成分を後付けで添加したものや名称を少し工夫しただけで高値にされているものがほとんどになります。

 

正直、これらの商品の金額分で純粋なプロテイン(タンパク質や原料由来成分のみ)であれば安いもので3倍の量が変えることもあります。

しかも、他の添加されている成分についても糖質であれば安価なところでは粉飴で代用できますし、ビタミン類も単体で購入するかマルチビタミンといった形で別途サプリメントで摂取した方が安価かつ大量に摂取できるかと思います。それにソイプロテインについても他のタンパク質に比べ特別大きなダイエット効果は薄いかと思います。であれば比較的入手しやすく安価なホエイプロテインで構わないのではないでしょうか。

 

 

では、どういった基準でプロテインを選べばいいか

①gあたりのプロテイン含有量

②製法

③原料

をまずは見るべきかと思います。

プロテインの含有量は当然多い方が好ましいです。含有量がより多い方が他の不純物が少ないということですから当然ですね。

製法は主に(ホエイプロテインでは)WPC製法、WPI製法、CFM製法、WPH製法などあります。ここでは1つ1つ説明するのはやめますが、とりあえずコスパ重視の方はWPC製法のものを。乳製品でお腹を壊しやすい方ならWPI製法と書かれたものを選ぶと良いでしょう。

原料については、卵由来、牛肉由来、豆類由来、乳由来など多くのものがあります。基本的には動物性蛋白質由来のものを選んで、もし体質に合わないなどあれば豆由来のソイプロテインも試してみるといいでしょう。(アミノ酸スコアと味の面で動物性蛋白質由来の製品をここではお勧めしています。ただ近年ソイプロテインも味がよくなったり不足しているアミノ酸を別に添加することで商品のクオリティが向上しているようです。)

 

 

終わりに

今回、スポーツショップや薬局で販売されているものを例にあげましたが、決してそこで購入するのを否定しているわけではありません。ただそこで販売されている商品の1部である〇〇用プロテインとうたい高額で知識のない方々を騙しているような気がしてならなかったのでこういった記事を書かせていただきました。

今後はぜひより良い品質のものを作り出し世間一般にサプリメントの重要性や栄養学について広めていってほしいものです。